現象
4枚のキングを示します。このうち2枚のカードが目の前で入れ替わり、次の瞬間すべてエースに変化します。そしてあらかじめテーブルに置いていたエースを見ると、キングに入れ替わっているのです。
野島伸幸の「カワルガワル」という作品に対するビリー・デビューの応用手順に、さらに野島が手を加えた手順です。ビリーはフランスの若いカーディシャンで、卓越したテクニックとセンスの高さに定評があります。センスの良さは今回の作品からも汲み取っていただけるでしょう。ボーナス映像として、原案の「カワルガワル」も収録しております。
現象
ジョーカーを卓上に置いて、デックからカードを1枚引いてもらいます。その後ジョーカーを使うと言いますが、いつの間にか消えています。デックを広げると2枚のジョーカーが1枚のカードを挟んだ状態で登場します。その挟まれているカードが観客のカードです。
Yuji村上氏の「究極の予言」をヒントに構成したサンドイッチトリックです。「これからマジックが始まる」というときにはすでにすべてが終わっているという、奇妙な印象のトリックとなっています。
現象
チェーンを手に巻き付けますが、チェーンを引っ張ると、チェーンは手からするりと抜けてしまいます。もう一度行いますが、今度は何重にも手に巻き付けます。それでも、チェーンは手からするりと抜けてしまうのです。
チェーンを使った貫通現象です。チェーン以外にも細めのロープなどで演じることもできます。また、ここで使われている技法は説得力があり、また、練習しがいがあります。
現象
10枚のESPカードをよく混ぜてもらいます。その後2枚ずつカードを配っていきますが、観客がストップをかけた2枚だけが同じマークで一致しています。さらに、観客がそのマークを選ぶことが予言されているのです。
2016年1月のゲストにお越しいただいた下村知行氏の「きせきのマッチング」のバリエーションです。原理の解説から丁寧に解説をしております。また、別方向のアプローチとして、「すべてのペアのマークが一致する」クライマックスも紹介しております。