現象
2人の観客にカードを1枚ずつ選んでもらいます。2枚のジョーカーにおまじないをかけると、2枚のカードが挟まります。このカードの表を確認してもらうと何故かジョーカーになっており、マジシャンが持っていたジョーカーが2人の観客のカードに変化しています。
カードマジックの傑作「キックバック」のARS氏によるアプローチです。トリックカードを使わずに、原案と同じクリーンさとインパクトを観客に与えます。ここで使われているテクニックはどれも高難易度ですが、習得する価値は十分にあります。また、難しいテクニックを極力排除した簡単な手順も紹介しております。
週刊マジオンでは、第5日曜日がある月にゲストをお招きしての特別配信を行います。今回は、大阪で活躍するカーディシャン・ARS氏のテクニックを堪能していただきます。
今回はMAJION1周年記念ということもありまして、特別中の特別、3日連続でARS氏の作品を配信いたします。正直、今月だけで終わりにするのはもったいなさすぎると思っていたところ、ARS氏より「後日販売してください」とのお言葉を頂きまして、2017年8月以降にMAJION内でデータ販売を開始する予定です(価格はARS氏の3作品合わせて2,000円+消費税を予定しております)。
7月中のご入会で、この3作品と、週刊マジオン通常配信4作品すべてダウンロードしていただけます。正直言って、ここまでのサービスは今後ないでしょう。この機会にぜひ入会をご検討ください。
ARS氏愛用のコントロール技法を詳細に解説していただきました。テレビやネット動画などでもよく使われているので、ご覧になったことがある方もいらっしゃるでしょう。クラシックパスよりも速いトップコントロールです。今回は、トップだけでなく、ボトムへのコントロール、スチールなどのバリエーションもたっぷりと解説していただきました。
・解説内容
ポジション
トップコントロール
ボトムコントロール
補足① 音を抑えるコツについて
補足② 実際に演じる際のコツ
補足③ 動きを小さく見せるコツ
補足④ 角度について
サンドイッチトリック解説
パームへの応用
複数枚のパーム・マルチプルシフト
カラーチェンジへの応用
その他アイデア
「キックバック・ARSエディション」の中で使用されているワンハンドダブルリフトとカラーチェンジです。デックをディーリングポジションに持った状態からスタートして、左手だけですべてを行います。動きは特殊ですが、カードの全面が見えている状態で変化しますので、大変ビジュアルです。
・解説内容
ポジション
起こし方
返し方
リプレイスメント
ハンドリング②
ハンドリング③
補足 壁を超えるために
カラーチェンジへの応用
現象
数字が書かれた9枚のカードを使います。この中から1枚選んでもらいますが、観客の心を読んで選ばれた数字を言い当てます。もう一度行いますが、今度は3枚のカードを選んでもい、その中から1枚だけ心に思ってもらいます。観客が思っているだけのカードを、当ててしまいます。
数字に隠されたとある法則をマジックに応用しました。2段目は心に思っている数字を当てますので、マジシャンでも不思議に見えるでしょう。
現象
4枚のカードでオイル&ウォーターを行います。次に2枚に減らしてオイル&ウォーターを行います。最後は、1枚に減らして行うと言いますが、本当にその通りのことが起こります。
野島が20歳の頃に発表したプロットに改良を加えた手順です。クライマックスはマジシャンの方が驚くかもしれません。ノーエキストラで演技後完全に手渡し可能です。原案は荒井晋一氏のラストオイル。
現象
割りばしにペンで印を付けると、反対側にも印が現れます。割りばしを振ると印が増えて、両面とも印だらけになります。最終的に印はすべて消えて、メッセージが現れます。
割りばしを使ったパドルのマジックでは考えられないような回数の変化を起こせる道具です。ここで紹介している手順は本の一例で、他にも様々な応用が考えられるでしょう。
現象
4枚のエースが両手の間を飛び回り、最後は4枚のキングに変化してしまいます。
コインマジックの有名なプロットをカードに持ち込みました。とてもビジュアルに飛行をしますが、特殊なテクニックを使っており、ゲスト回を除いて週刊マジオン史上過去最高の難易度となっております。2013年考案の作品です。