【デンコーセッカ】
観客に1枚のカードを選んでもらいます。その後4枚のキングを見せて観客の選んだカードと同じマークのキングを裏向きにして持ってもらいます。表を見てもらうと、観客のカードに変化しています。そのカードを卓上に置いて、残りの3枚のキングをデックの中に通すと、1枚のカードが捕まります。このカードを見ると何故か観客の選んだカードで、先ほど卓上に置いたカードがキングに戻っているのです。
観客のカードが手元やテーブルに行ったり来たりと縦横無尽に駆け回る手順です。セットなしで、常に観客の予想を裏切り続けるボリューム感のある手順が演じられるので、使い勝手が良いです。構造的にも無駄が少なく、手順マニアにもおススメです。ボーナスとして、ホフジンザーエースプロブレム風味の初期手順も紹介しております。
【ダストシュート】
1枚のチラシ破いて2つ紙玉を作ります。このうち1つをポケットにしまいますが、気が付くと手元に2個戻ってきます。これを何度か繰り返され、3回目は目の前で紙玉が2つになります。最後に紙玉は融合して、1枚のチラシに戻ります。
1枚の紙で四つ玉のような現象を起こせないか?というテーマから産まれた作品です。余計なギミックなどは使いません。チラシなどの適度な大きさの紙さえあれば演じられます。
【テンソーカード】
観客に1枚のカードを選んでもらいます。2枚のジョーカーに手をかざすと、その間から少しずつカードが現れます。そのカードが観客の選んだカードです。そのカードを観客に押さえてもらい、別の観客にジョーカー2枚を渡します。おまじないをかけると、今度は少しだけカードがジョーカーの間に飛び込みます。
ビジュアルなサンドイッチエフェクトです。レギュラーデックに少しだけ細工をしますが、数秒でセットできます。他に余分なギミックは使いません。
【飽食のカニバル】
4枚のキングの間に3枚のカードを挟み込みますが、時間がたつと挟んだカードはなくなってしまいます。もう一度3枚のカードを挟み込みますが、やはりなくなってしまいます。最後にエースを1枚挟みこむと、4枚のエースに変化してしまいます。
3段構成のカニバルカードの手順です。1段目と2段目は原理やセットが密接に絡んでおり、マジックの構造を知るだけでも楽しめます。また、簡単なセットですぐに演じられますので、フットワークも軽いのが特徴です。