【ナリタサンドイッチ】
観客にデックを渡します。好きなところでデックを分けて、そのカードを覚えてもらいます。またカードをデックの中に戻して、デックを広げると、2枚のジョーカーが表向きになっており、1枚のカードを挟んでいます。それが観客のカードです。
「マジシャンがデックを触らない状態で行うサンドイッチトリック」というテーマの作品です。実際、手順中マジシャンが触る必要はありません。自動的に現象が起こります。また、追加のアイデアとしてもう一度ジョーカーの間に挟み込む方法も紹介しています。
【アンリアル・アクロス】
空っぽの紙コップを伏せて置きます。観客に数枚のコインを想像してもらい、その中の1枚を紙コップに向かって投げてもらいます。紙コップを持ち上げると、観客の思ったコインが本物となって現れています。
メンタルマジック要素を含んだコインマジックです。コインの選択に関してマジシャンが強制することはなく、クリーンに進行します。
【セルフオーダー2】
デックを軽く混ぜてもらった後、観客に赤いマークのうち好きな方を言ってもらい、そのマークの13枚を渡します。マジシャンも任意のマーク13枚を抜き出します。それぞれカードの順番を確認すると当然バラバラですが、おまじないをかけると、それぞれAからKまで順番に揃ってしまいます。
南部信昭氏との共作「セルフオーダー」をパワーアップさせました。2組扱うことにより、観客手の中で順番を組み替える印象を与えることができます。セルフワーキングトリックで、自動的にうまく行くようにできています。
【アンスロップ】
黒いカード26枚を取り出し、裏表を混ぜます。確かに混ざっていることを確かめた後、さらに混ぜます。おまじないをかけてカードを広げると、それぞれのマークが順番になって現れます。
タイトルにもある、とあるテクニックの新しい使い方です。裏表を揃えることに使うのではなく、順番を組み替えることに使用しています。前号の「セルフオーダー2」と続けて演じることで1組すべてのマークの順番が揃うという見せ方ができますので、こちらの演技映像はセルフオーダー2の方に収録しています。