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週刊マジオン2018年5月分配信内容

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【五月雨2018】

マジシャンはポケットの中からカードを出しますが数枚しかありません。他のポケットに手を入れるとまた数枚カードが出てきます。この調子で色んなポケットからカードを出して、一組のカードを完成させます。最後にカードケースとデックを合わせるとデックは消失してしまい、ケースの中から現れます。

 

カードマジックのオープニング用の作品です。デックのセットは全く崩れませんので、好きな手順につなげることができます。

【インフルエンサー】

一組のデックの中に白いカードを差し込んでもらい、その場所のカードを覚えてもらいます。白いカードでトランプをこすると、トランプはすべて両面とも白いカードに変化します。しかし、1枚だけ印刷が残っており、それが観客の選んだカードなのです。

 

「手渡せるブランクデック」というテーマで構成された手順です。最後はダブルブランクデックになるので、インパクトは抜群です。また、ボーナスとして観客のカードまで白くなるというクライマックスも紹介しています。

【ミニトライアンフ】

10枚程度のカードを使用します。観客にカードを選んでもらい、裏と表を交互に混ぜます。混ぜた直後にカードを広げると、選ばれたカード以外のすべてが裏向きになっています。

 

技法を排除したトライアンフです。以前発表した方法から、「最初に本当に混ぜているところを見せる」というサトルティーを追加することで、説得力を上げています。野島自身「ようやく納得のできる手順になった」と自負しているものです。

【わかルンです】

3つの安全ピンを取り出します。それぞれのピンには色の違うリボンが付いています。マジシャンは後ろを向き、観客から1本のピンを受け取ります。マジシャンは、ピンを見ないで受け取った色を言い当てます。これを何度か繰り返します。最後にピンを3本とも袋の中に戻します。この状態で観客に好きな色を言ってもらいます。袋の中を見てもらうと、観客が指定した色のピンが袋に留められています。

 

前段の色あては古典的な手法ですが、かなり不思議に見えます。念入りにピンを調べてもらっても観客にはその違いは分からないでしょう。後半の予言が野島のアイデアで、とある古典的なトリックを全く違う現象に仕立てています。