【SETTAIモンテ】
マジシャンは5枚のカードを取り出します。表を見ると1枚だけ「アタリ」と書いてあり、残りはすべて真っ白なカードです。これを使ってスリーカードモンテを行いますが、次々とアタリのカードが増えて、すべてアタリのカードとなります。
本宮晃氏と南部信昭氏の共作の「イチャモンテ」の、さらに野島によるバリエーションです。全てのカードの両面を見たと思えるハンドリングに仕上げてあります。接待マジックという演出も魅力の一つです。
【コインスルー・レジ袋】
マジシャンは、ビニール袋の中に小銭を2枚入れます。お呪いをかけると、選ばれたコインが袋から抜け出てきます。さらに、残りの1枚も袋から抜け出ます。すべての道具を調べてもらうことが可能です。
2012年に考案した貫通のマジックです。袋、コインともに仕掛けはなく、完全即席で演じられますので、コンビニなどで買い物をした次の瞬間に演じることができます。
【マインド・トライアンフ】
マジシャンはデックの裏と表を混ぜます。デックを広げてカードが混ざっていることを示し、観客に1枚のカードを見て覚えてもらいます。マジシャンは観客の心を読んでそのカードを言い当てます。デックを広げると、全てのカードが裏向きに揃い、観客のカードだけが表向きになって現れます。
野島が2015年頃から愛用していたトライアンフです。「見て覚えただけのカードでトライアンフを行う」という不可能性に挑戦しました。ダニ・ダオーティスの「Open Triumph」の手法を応用することでこの現象を可能にしました。ダニ・ダオーティスの許可を得て、ここに発表をいたします。
【ハシtoストロー】
箸袋の中に割りばし1本とストローが入っています。ストローを袋から抜き出して息を吹きかけると一瞬で割りばしに変化し、袋を見るとストローが入っています。
ハシとストローという、なんとも言えない組み合わせの道具を使ったマジックです。少しの工作で、驚くようなビジュアル変化を起こせるようになります。また、袋の中で変化させられる点も不可能性を高めています。